盗難被害は対策を講じておく事が大切ですが、プロの窃盗団に狙われてしまうと、ほとんどが盗まれた物が戻ってくる見込みはありません。
実際にプロはどのような犯行の手口を使って、その後盗んだ物をどうやって処理しているのかを紹介します。
泥棒のプロには2種類あります。
民家などの侵入による空き巣などが多いのは、単独で犯行に及ぶ泥棒です。
社会に適合できずに、投げやりな気持ちで犯行に及んでいる人も多く、個人による犯行は比較的検挙率が高いです。
プロの窃盗団とは、名前の通り集団で協力して、窃盗を行う犯罪グループです。
最近では外人グループによる窃盗団が増えてきていて、その他国内の窃盗団も複数存在しています。犯罪件数が多い少年グループについては、ここではプロの扱いからは除外させて頂きます。
プロの窃盗談と聞くと、現金輸送車を襲ったり、大規模な犯罪を思い浮かべる人もいますが、実際には検挙される確率や取り締まりが厳しくなるような目立つ犯行は少なく、個人の車やバイク、その他家の金庫や装飾品などを狙った、個人向けの犯行が中心になっています。
プロの窃盗団も犯行自体はアナログで昔ながらの方法を取っている事が多いです。
例えばハンドルロックがかかったバイクを盗む時は、前輪だけ台車の上に乗せて目の届かない場所に運んだり、空き巣をする場合は個人の泥棒同様に、窓からの侵入など、特にハイテク技術を駆使した犯行が全てという訳ではありません。
しかし、プロの窃盗団の場合は、見張りや下見にも入念で、なるべく捕まったり目立つ行動をしないように細心の努力をしています。
例えば車や商業施設の部品や機材を盗もうとする時は台風が直撃している時の深夜を狙うなど、外を出歩いている人自体が少なく音が目立たないタイミングなどを狙っています。
プロの窃盗団は盗んだ物を、足跡がつかないようなルートで転売するルートを確立しています。
例えば車やオートバイなどは、バラして部品にしてコンテナで海外に送っています。
この他、宝石や電子機器などの高価な商品も国内外を問わず安全に換金できるルートがあるので、一度盗まれてしまえば、見つかったり犯人を検挙する為の決定的証拠をつかむのは難しいです。
プロの窃盗団に狙われてしまうと、ちょっとした防犯対策では効果がありません。
シャッター付きのガレージに保管している車やバイクだったり、防犯シリンダーや防犯カメラなどで対策をしていても、事前に計画を立てて、ガレージやチェーンブロックなどの必要な物を壊すなどして犯行に及んでいます。
窃盗団に狙われてしまうと、ちょっとやちょっとの防犯対策では突破されてしまうので、警報装置やホームセキュリティなど徹底的な対策をしておく事が必要です。